【キャンベラ19日AAP】 北朝鮮の最高指導者である金正日総書記が17日午前8時半、移動中の列車の中で、急性心筋梗塞で亡くなったと報道で伝えられた。ラッド外相はこれを受けて、周辺諸国は過剰に反応せず静かに見守るべきだと述べた。
日本政府は、金総書記死去のニュースを受け緊急の安全保障会議を開くなどし、不足の事態に備える体制を整えている。また、米国や隣国の韓国などでも万が一に備えるための対策が講じられている。
ラッド外相は、金総書記は2008年に心臓発作を起こした過去があることから死因について驚くことはなかったとした上で、「こういった事態にはリスクを冒している余裕はない」として周辺諸国は沈黙を守るよう呼びかけた。また、総書記の三男である金正恩氏が後継者として伝えられている件に関しては、「北朝鮮の将来のリーダーを短期間で予測することは非常に難しい」と述べた。