【ダーウィン20日AAP】 現在、南極海で日本の捕鯨阻止活動を行っている環境保護団体「シーシェパード」(SS)は、オーストラリア政府は同団体の活動船への給油に際して20万ドルの課税を求めていると述べ、非協力的だと批難した。
SSのリーダー、ポール・ワトソン氏によると、オーストラリア政府は、もしSSの活動船が南極海から直接オーストラリアに立ち寄り給油した際に20万ドルの課税をするとしている。「すなわち、一週間余計な時間をかけてニュージーランドに立ち寄らなければ課税されるということだ」とワトソン氏。また、現政府はハワード元首相の時代とは違ってSSの活動に非常に非協力であると批難した。
一方、和歌山県太地町ではSSの「湾保安官」(Cove Guardians)2人を含む米国籍3人が逮捕・拘束され、個人の携帯電話以外のすべての通信機器を没収された。今月16日にはオランダの活動家が捕獲されたイルカの撮影をしていたところ逮捕されたという。