【キャンベラ21日AAP】 12年生の理科離れが深刻化している。
豪州理科学会の調査によると、理科を選択した11年生と12年生の割合が1991年に94.1%を占めたことに対し、2010年に同割合が51.4%に激減したという。
この結果を受けて、同学会は国が人材の育成、企業活動、技術革新を将来の柱として期待しているだけに、理科離れの影響を懸念している。
同調査では、学習指導要領に指定された学習内容が多いため、教員と生徒に大きな圧力がかけられていることが分かった。その結果、教員は授業課題を掘り下げずに一方的な授業を進めがちで、生徒の関心低下につながったという。