【メルボルン22日AAP】 2010年1月にインド人学生、ニーチン・ガーグさん(21)を殺害した15歳の少年に、禁錮13年の有罪判決が言い渡された。
裁判では、少年がファーストフード店に通勤途中のガーグさんの携帯電話を奪い取ろうと軽はずみに判断し、メルボルンの西部地区ヤラビルの公園で本人を刃物で脅したことが判明。ガーグさんは少年をつかんだが、腹部に刺されて死亡したという。
それまで少年は警察の厄介になったことが一切なかった。
この事件が発生した背景に、VIC州でインド人に対する凶悪な暴力事件が頻発。地元のインド人コミュニティかつインド政府の関係者は原因が差別だと受け止め、反発していた。しかし、今回の犯行は差別によるものではなく、少年が相手を無作為に選んだことが確認された。