【シドニー25日AAP】 反捕鯨団体「シーシェパード」は25日、無線誘導式無人機を利用して、日本の捕鯨船団を南極海から1600キロの南緯37度で傍受したと発表した。
傍受に使われた無人機「ニコール・モンテカルボ」は元軍用機で、米ニュージャージー州のリサイクル会社と港湾保安会社からシーシェパードに寄付されたものだ。シーシェパードのポール・ワトソン代表は、「ここから南極海岸までの長くて困難な追跡になるだろう」としながらも、「無線機のおかげで、これまで無理であった空中からの監視ができるようになった」と述べた。
商業捕鯨は国際協定で禁止されている。しかし日本は1987年以来、クジラの科学調査だと主張して捕鯨を続けている。