【メルボルン25日AAP】 メルボルンとその周辺地域ではクリスマスの25日、巨大なひょう、集中豪雨、鉄砲水、トルネードまでが発生し、大混乱となった。州救急サービス局(SES)には、助けを求める3000件の電話が殺到した。
悪天候の始まりは同日正午頃、メルボルン西部のメルトンで大粒のひょうが降ったことだった。その後、落雷、雷鳴、集中豪雨なども加わり、同市の大部分を襲った。
この悪天候の影響で、ベンディゴやバララットを含む州西部やメルボルン西部で3300人以上の住民が停電を経験した。また、メルボルン空港では強風と稲妻のため、国際線と国内線の両方がシドニーに経路変更となった。さらに同市の鉄道網もまひし、大部分の路線で大幅な遅れが出た。
だが最悪の状況は過ぎ去ったようで、気象庁では、翌日26日のボクシングデーはにわか雨の後に快晴を予報している。