【キャンベラ3日AAP】 2012年最初の密航船がオーストラリア北部沖に阻止されるなか、インドネシア政府がアフガニスタンとパキスタン、スリランカなどを対象にビザの発給要件を緩和すると発表した。
豪国境警備隊は2日、亡命希望者35人と16人を乗せた密航船2艘をアシュモア・カルティエ諸島とティウィ諸島近海で阻止した。
インドネシアがオーストラリアへの亡命を希望するアフガニスタンやパキスタン、スリランカ出身の難民に利用されている重要な中継地点だ。インドネシア政府の関係者は、今回のビザ緩和によって密航船が増加する恐れがあると認めた一方で、観光客誘致と経済連携強化の効果に期待を寄せている。