【シドニー6日AAP】 オーストラリア人とニュージーランド人が世界最大の大麻消費者であるという最新の報告書が発表された。これを受けてNSW州のオファレル首相は、大麻利用者への警鐘になればと述べた。
6日発行の定評ある医学雑誌『ランセット』によると、2009年における大麻とアンフェタミンの利用者の割合は、アジアでは1.2~2.5%だったのに対し、両国の利用者は9.3~14.8%とはるかに上回っていた。
オファレル首相は、「大麻使用と精神病の間には特別な関連性があると報告されている」として、人々は大麻使用の危険性を再認識すべきだと述べた。また、同州の警察と保健省が大麻使用の問題に取り組んでいくことに自信があるとしながらも、家族や個人にも責任があると語った。