【キャンベラ10日AAP】 国際石油開発帝石(INPEX)は10日、同社がWA州沖合で開発を進めている「イクシス・ガス田」に関して、中部電力などと液化天然ガス(LNG)の販売契約を締結した。
この日、INPEXが共同で開発を進めるフランス企業「Total」と共に、LNGの販売契約を締結したのは、日本の中部電力及び東邦ガスと台湾中油公司。イクシス・ガス田のLNGに関しては、これまでに東京電力など日本の電力企業5社に対して年間400万トンの輸出契約が締結されている。
ファーガソン資源相は、アジア経済成長に向けLNGのような安全なエネルギーを使用することは重要であると述べ、さらに今回の契約で新たに台湾という新市場が開拓されたことを強く歓迎した。
日本向けのLNG輸出は、同市場の実に7割を占めており、日本はオーストラリアにとって最大のLNG輸出相手国となっている。