【シドニー13日AAP】 シドニー西部の建設現場で不法就労者20人が逮捕され、現在ビラウッド移民勾留所に拘束されている。
ホームブッシュの建設現場で逮捕された不法雇用の外国人のうち、17人が中国出身だった。そのほかの国籍は台湾人、マレーシア人、モンゴル人がそれぞれ2人ずつで、左官、セメント塗り、清掃などの作業に従事していた。大半はビザの期限が切れていたか、就労ビザを保持していなかった。
23人の不法就労者のうちの20人は、ビラウッド移民勾留所に移送されたが、「できるだけ早い機会に」出身国か市民権のある国に送還される予定。一方、残りの3人のうちの2人には短期のブリッジングビザが支給され、もう1人は勧告を受けた後で釈放された。
建設・林野・鉱業・エネルギー労働組合(CFMEU)のブライアン・パーカーNSW州議長は、雇用主による不法就労者の雇用が常習化していることから、今回の摘発は何の驚きにも当たらないとして、政府に対して不法就労の監視強化を要望した。