【シドニー15日AAP】 今年、シドニー周辺の住宅裏庭にあるプールで子どもが溺れる事故が多発していることを受けて、NSW州は、裏庭のプールを囲うフェンスなどを規制する法律の導入を検討している。国内で発生する溺死事故のうち3分の1がNSW州で発生している。
NSW州のページ地方行政相が公開した審議文書によると、裏庭プール法案では、住宅売買及びリース時にプール・フェンスの点検を義務づける。点検を通過した場合に2年間有効の証明書を発行。フェンス設置は、国の規程に準拠していなければならない。
ページ地方行政相は、子どもの溺死事故はそのほとんどが防ぐことができたとし、法案導入によって今後、子どもたちを水の事故から守りたいと述べた。