一般

捕鯨船拘束メンバー 罰金未払いで逮捕

【パース16日AAP】   日本の捕鯨監視船に侵入し拘束されていた環境保護団体メンバー3人は16日、WA州に到着した。しかし、メンバーのうち1人は、高額の罰金が未払いになっているとして逮捕され、刑務所に収監された。

日本の第二昭南丸に侵入して拘束されたピーターフリー容疑者ら3人は、13日に昭南丸からオーストラリア税関船に移され16日にWA州南部アルバニーに到着した。3人のうちピーターフリー容疑者は未払い罰金が5000ドルあるとして最寄りの刑務所に収監された。現在、3人が所属する環境保護団体「フォレスト・レスキュー」では、容疑者釈放に向け罰金を納めるため資金をかき集めているという。他の2人のメンバーは、逮捕を恐れてか上陸後すぐに立ち去った。

ギラード連邦首相は今回の件について、「日本船に近づくだけの資金を持っているにも関わらず罰金は未払いで、かつ身柄引き渡しには国民の税金が投入され税関船が出港された。非常に無責任な行為である」とメンバーを厳しく批難した。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら