【シドニー23日AAP】 学生の通学鞄には教科書や筆箱、その他様々なものが詰められ非常に重くなってしまう傾向があるが、全国カイロプラクティック協会(CAA)による調査では、現状では学生たちは将来的に脊椎破損の危機にさらされていることが明らかになった。
CAAがアデレードにて346人の通学学生を対象に行ったこの調査では、対象学生の90%が間違った方法で鞄を持っていて、80%が一杯に詰め込んだ鞄を引きずるように持っているという。また75%が、人間工学的な特徴を活かした鞄の持ち方をしていないとされた。中等教育を受ける学生の荷物が一番重く、彼らの体重の17%前後の重さがあるという。リュックサックを使う学生の33%は、その高さが非常に低く、20%が一方の肩にかけるようにしている。
CCAは調査結果を受けて、学生鞄は重すぎる傾向があり、また学生たちも鞄を正しく持っていないことを指摘。成長過程で一番重要なこの時期に子どもたちの背中に加重負担をかけることは、現在また将来的に脊椎損傷の危機につながると述べた。