【シドニー24日AAP】 今月26日は「オーストラリア・デー」で国民の祝日。お祝いムードの中、アルコール絡みの犯罪が毎年増加の一途にあることから、NSW州警察は2500人の警察官を増員し、シドニー中心部の警備に当たるとしている。
1788年の同日にイギリスの艦隊がシドニー湾に初入港したことを記念したのが始まりのオーストラリア・デーは、いわゆる建国記念の日として毎年、各地でイベントが行われる。
NSW州警察は「アルコールは、大晦日のパーティよりもオーストラリア・デーのほうが犯罪要因となっている」とし、また、同日にシドニーで開催されるコンサート・イベント「Big Day Out」に向かう人に対して違法薬物に手をつけないよう呼びかけている。昨年の同イベントでは約1000人が救急隊の処置を受け、70人が逮捕された。
さらに、25日午前零時から29日午後11時59分まで、交通違反の反則点数が2倍になる「ダブル・デメリット」が施行される。「今年は年の始めから死亡事故が続発しており、ドライバーは通常より注意を払っていただきたい」とNSW州警察。