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被災地で州政府の自然災害宣言に期待

【シドニー28日AAP】   NSW州北部では連日の大雨による影響で、今月24日から各地で洪水が発生しており、多大な損害が出ている。被災地では復旧作業の費用を捻出するため、州政府が自然災害宣言を発令することに期待している。

河川の氾濫で低地の家屋が浸水し、市唯一の橋が沈没したベリンゲンのマーク・トロイ市長は、「道路網に多大な被害が出るだろう」とし、同市や近隣の各市では自然災害宣言の指定を受けるよう申請書を作成中だと述べた。一方、ギャラハー緊急サービス相の広報官は、「被災地へのアクセスが可能になり次第、アセスメントを実施する」と述べた。

同省によると、洪水による孤立者数は27日には1万2000人だったものの、28日正午の時点で2500人にまで減少したという。多くの地域では水位が下がり始め、一部の住民は清掃作業に注意を向け始めている。

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