【シドニー30日AAP】 シドニー郊外にあるブルーマウンテン国立公園で、ハイキングに出かけた男女が道に迷ったが、9時間後に無事に発見された。
26歳男性と17歳の少女は、29日午後4時ごろ、センテニアル・グレンにあるハイキング・コースを歩き始めた。しかしそれから4時間後、道に迷ったと救急サービスに通報。すぐに捜索活動を開始したブルーマウンテン救助隊と警察は、男性の携帯電話に備えられていたGPS機能を頼りに、30日午前1時ごろ、2人を無事発見した。2人は、初期の脱水症状がみられていたが現場で処置を受けただけで済んだ。男女は、ハイキングに適した装備をしていなかったという。
ブルーマウンテン地方警察署は、「国立公園でハイキングをする場合は、適切な装備で万が一に備えることが大事。また、カトゥーンバなどにある登録所にて記名することも必要」と話し、ハイキングを行う人々に対して警察などが発行している安全イニシアチブ「Think Before You Trek」に従うよう強調した。