【シドニー３０日ＡＡＰ】　　　降り続く雨による洪水が各地で発生しているＮＳＷ州北部で、５地域が自然災害地域に指定された。これにより、同地域では洪水の被害に対する助成金が州政府より支給される。

ＮＳＷ州のギャラチャー救急サービス相は３０日夕方、同州北部のベリゲン、バイロン、キョーグル、リズモア及びリッチモンド・バレーを災害地域に指定した。今月２４日から降り始めた雨による洪水で、これらの地域ではおよそ１５００人が孤立状態となっている。また、過去２４時間以内で洪水に関する救助要請はないものの、ヘリコプターやボート隊員、また救助ボランティアなどがいつでも出動できる体勢にある。

州救助サービスでは、コフスハーバー南部にあるマックレーイ川で、３１日から２日までの間に洪水が発生する可能性が懸念されているとし、さらには、コフスハーバー近くを流れるオララ川や他の地域も今後、洪水になる可能性があるとした。