【シドニー31日AAP】 シドニー北部ニューカッスルで、2年越しで市と住民との間で話し合いが行われていた14本のイチジクを除去する件について、31日、木の除去作業が早朝から開始された。現場にはおよそ100人の抗議者が集結。警察も暴動隊を出動させるなどした。
同日午前4時ごろ、同市内ラーマン・ストリートに植えられている樹齢80年のイチジクの木14本の除去作業が開始された。抗議の為に早朝から現場に集まった人々は、「こんなに朝早くから作業を行うなんて信じられない」、「こういった行為が市民の怒りを招く」と口々に言っていた。
ニューカッスル市は、これらのイチジクの木は根の部分が不安定なため除去することに関して市民の理解を求めるよう訴えてきた。しかし市民側は、愛着のある木だとしてこれに反対してきた。