【シドニー15日AAP】 NSW州政府はこのほど、教員、看護師、警察官、その他の公務員に対し、ドメスティック・バイオレンス(DV)と呼ばれる、配偶者や家族間における暴力からの回復期間として、年間当たり10日間の有給休暇を認める方針を明らかにした。
NSW州のゴワード家庭内暴力防止相は15日、新たな休暇を来年1月1日から導入する見通しを明らかにした。同相は、休暇が認められることで、家庭内暴力の被害者となった職員たちが、生活や健康を取り戻せるようにしたいと説明した。
さらに、ゴワード家庭内暴力防止相は、家庭内で暴力や問題を抱えている人たちに経済的な安定を保障するため、有給とすることが重要との考えを示した。