文化・芸能

Mニュートン暴行事件 不起訴の可能性

【シドニー31日AAP】   タクシー運転手に暴行をしたとして起訴された俳優マシュー・ニュートン(35)に対する公判が31日、ノースシドニー地方裁判所で行われた。裁判では867枚の証拠写真が提示され、ニュートン氏は無実であることが証明された。今後、不起訴となる可能性が出てきた。ニュートン容疑者は、精神科医師の判断により出廷しなかった。

この事件は、昨年12月4日、シドニー北部クローズネストで、ニュートン容疑者が乗車したタクシーの運転手、モーセン・カーヤミさん(66)に対して頭部を殴ったとして起訴されたもの。ニュートン容疑者は、オーストラリア・ショービズ界の大物カップル、バート・ニュートン夫妻の息子で、以前から精神的に不安定なことが伝えられていた。

この日の裁判で提示された867枚の写真は、ニュートン容疑者とカーヤミさんのやり取りをほぼすべて撮影したもので、また、目撃者の証言も含めて、暴行はなくカーヤミさんはけがもしなかったことが証明された。

ニュートン氏の弁護人は、これまでの40年の弁護士歴の中で最も争う意味のない裁判であるとした。また、ニュートン氏がそううつ病と強迫性障害に悩まされていることを明かした。検察側は、証拠写真はニュートン氏を不起訴にするには弱すぎる証拠だとしている。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら