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ガン克服少女殺害 実父が米から帰国

【シドニー31日AAP】   ガン闘病の末、片足を切断し聴力を失った少女が米国で義母に殺害された事件に関して、事件に関与した容疑で逮捕されていた少女の実父が、無罪釈放となった後、1月、オーストラリアに帰国していたことが分かった。

ザーラ・ベーカーちゃん(当時10)は、2010年、義母のエリザ受刑囚によって殺害された。同受刑囚は最高懲役18年を受刑中。実父のアダム・ベーカーさんも当初、事件に関与したとみられていたが現地当局により無罪とされた。持っていた観光ビザは期限が既に切れており、米国には不法滞在だったため、国外追放となりオーストラリアへの帰国となった。

ザーラちゃんは、骨ガンの闘病後、左足切断と聴力を失い常に補聴器をつけていた。ベーカーさんとエリザ受刑囚はインターネットを介して知り合いQLD州で結婚。2008年に米国に移住した。ザーラちゃんの実母であるエミリー・ディートリッチさんによると、エミリーさんは産後のうつ病に悩まされ、親権をベーカーさんに渡した後はザーラちゃんとは全く会っていなかった。

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