【メルボルン1日AAP】 連邦の労使裁定機関オーストラリア公正労働局(FWA)は1日、社会福祉関係の労働組合が同一賃金指令を要求したことに対して、女性が大半を占める同分野の従事者約15万人の賃金を、19%から41%の幅で引き上げるとの画期的な決定を下した。
今回の賃上げは、実質的に6,324ドルから2万4、346ドルに相当するもので、2012年から2020年にかけて行われる予定。連邦政府は、労働組合の要求を支持していたという。
FWAは、社会福祉における男女間賃金格差の対策として、今回の決定に大きな期待を寄せている。