【ダーウィン15日AAP】 安倍晋三首相は16日、NT準州のダーウィンを訪問し、連邦のモリソン首相と共に戦没者慰霊碑を訪れる。日本の首相が、太平洋戦争中に日本軍が空爆したダーウィンを訪れるのは、戦後初めてとなる。
モリソン首相は安倍首相の訪問について、両国間における和解の重要性をあらためて確認する極めて象徴的なものだとした上で、友好関係をさらに強固なものとし、経済、安全保障、コミュニティ、歴史における絆を深めることにつながると高く評価した。
ダーウィンでは先に、日本の国際石油開発帝石(インペックス)による400億ドル規模の天然液化ガス(LNG)プロジェクトが完了している。NT準州のガンナー主席は、「安倍首相の訪問は、貿易と友好関係で相互関係が成り立つという、近代外交政策の在り方を示している」と話した。