【シドニー3日AAP】 多くの家族に対し、子どもを殺害や強姦、あるいはエイズに感染させると恐喝したシドニー在住の男に3日、最低2年6か月の禁固刑が下された。
クリス・アノヌエボ容疑者(44)は2010年4月から2011年7月にわたり、シドニーの16家族に匿名の手紙を出し、子どもを強姦してエイズや肝炎を感染させ、家を破壊すると恐喝し、各家族に6000~10万5000ドルを要求した。被害者の多くは、容疑者の友人や知人だった。そのうちのラウスヒル在住の1家族が要求に応じて、5万ドルを手渡したという。
去年7月、容疑者は別の家族から恐喝金を受け取ろうとしたが失敗した後、クエイカーズヒルの自宅で逮捕された。そして今月3日、セントラル簡易裁判所に出廷した際には妻に支えられ、16件の犯行を認めた。また前回の審問では、容疑者が15万ドルの借金を抱えており、一家を支える資金が必要だったことが明らかにされている。