【ブリスベン16日AAP】　　QLD州サーフ・ライフ・セービングはこのほど、世界初となるWi-Fiを利用した水難事故防止策に乗り出すことが分かった。遊泳するのに安全であることを示す赤と黄色の旗の間で無料Wi-Fiを提供するとともに、6つの言語で波の高さなどについてテキストメッセージによる情報提供を行うという。

QLD州では、過去10年間に75人が水難事故で死亡しており、このうち31人が外国人観光客や新たな移民だった。また、昨年1月からQLD州のライフセーバーによる救助活動は5,000件以上となっており、このうち80％以上が旗の外だったことが分かっている。

無料Wi-Fiサービスが提供されるのは観光客が多く集まるビーチとみられ、近く発表される。また、テキストメッセージによる情報が受けられる言語は英語、アラビア語、ヒンディ語、中国語、日本語、タイ語となっている。旗の間でWi-Fiサービスが受けられることから、遊泳者がこの遊泳区域内に集まることが期待されている。