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足を撃たれた男性 情報提供を拒否

【シドニー6日AAP】   シドニー南西部で、自宅の玄関先で男性が何者かに足を撃たれる事件があった。不安定な情勢が続くシリアに関してフェースブックでコメントしたことが発端とみられているが、被害者は警察に対して「心当たりがない」と述べているという。

事件があったのはパンチボールの住宅で6日午前零時45分ごろ。この家に住むアリ・イブラヒムさん(29)が、ノックの音で玄関先に立ち、何者かと話をした後に脚部に3発の銃弾を受けた。犯人はそのまま逃走した。事件当時、妻と子どもたちは家にいた。イブラヒムさんは搬送先の病院で処置を受けたが、障害が残る可能性があるという。

警察は、「またも発砲事件の被害者が情報提供を拒否している。彼は玄関先で、犯人と話したという証言があるにも関わらずだ」と述べ、警察がイブラヒムさんの証言が虚偽であることを確認した場合には、起訴もあり得ると述べた。

シドニー西部セント・クレアでも5日午前1時20分ごろ、住宅に向けて銃弾が撃ち込まれる事件があったが、この家に住む人たちも警察に非協力的な態度を示しているという。シドニーでは、今年に入って発砲事件が既に20件目となったが、被害者が警察に対して情報提供を拒否していることが多く、いずれの事件も捜査は難航している。

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