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安倍首相 旧海軍潜水艦慰霊碑に献花 NT

【ダーウィン17日AAP】   NT準州のダーウィンを訪問中の安倍首相は、オーストラリア兵の戦没者慰霊碑を訪れた後に、旧日本海軍の潜水艦慰霊碑を訪れ献花を行った。

 

1942年2月に旧日本軍がダーウィン空襲を行う1ヶ月前、日本の潜水艦4隻が入港しようとしたのを、オーストラリア防衛軍によって1隻が撃沈された。

 

沈没した伊号第124潜水艦に乗っていた乗組員80名全員が死亡し、今もダーウィン沖に眠っている。

 

今回の訪問時に、安倍首相に自身の伊124に関する著書を贈った海軍退役軍人であり軍事歴史家のトム・ルイス博士は、安倍首相が日本の首相として慰霊訪問をしたことは 、 同潜水艦艦長の岸上孝一氏の長女である岸上敦子さんにとって大変喜ばしいことだと述べた。

 

旧日本軍のダーウィン攻撃については、日本ではあまり広く知られておらず、多くのオーストラリア人も空襲前に潜水艦攻撃をしようとしていたことを知る人は少ない。

 

ルイス博士は「自分も海軍兵だったから、海底で未だに眠っている遺体があるのはとても切ないことだ」と語った。

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