政治

VIC州選挙まで1週間切る 

【メルボルン18日AAP】   来週末にVIC州選挙を控え、同州の与野党は選挙キャンペーンの最終戦に力を入れている。

労働党政府のアンドリュース州首相は、「公立校に無料の歯科健診車を再び巡回させる」と公約した。予算は3億9,580万ドル。州内の世帯にとって子ども1人に付き年最大400ドルの節減になる計算だ。ライトバン250台が公立校を巡回し、歯科健診から歯根管治療まで行うという。2020年から段階的に行われ、将来的には学費の低い私立校やカソリック校にも導入される可能性がある。

一方、州野党自由党のガイ党首は、犯罪を犯したティーンを対象とする12週間のブートキャンプについて説明した。非暴力的なティーンを、拘留所でなく軍隊仕様のブートキャンプに送る判決を下せるよう、児童裁判所の裁判官に権限を与える。2年間の試験的プログラムの予算は500万ドル。1回に若者50人をキャンプに収容できるという。同氏は「若者の人生を再起動させ、犯罪から手を引かせる」と述べた。

同州ですでに54万2,601人が期日前投票を行った。VIC州選挙委員会は、24日の選挙前におよそ200万人が投票すると見積もる。与野党両党首は21日、スカイニュースチャンネルが放映する“市民フォーラム”で対面する。

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