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ANZ銀、住宅・事業ローンを引き上げ

【シドニー10日AAP】   ANZ銀行が10日、変動金利型の住宅ローンと小売業・小企業向けローンの金利引き上げを発表した。一方、固定型ローンの金利は引き下げるという。

オーストラリア準備銀行(RBA)は7日、政策金利を4.25%のまま据え置くことを決定した。これを受けてANZ銀行は、変動金利型の住宅ローンを7.30%から7.36%に、また事業ローンを0.06%引き上げることを決定した。一方、3年満期の固定型住宅ローンは0.15%引き下げて5.99%とする。

今回の金利引き上げの理由について、同行のフィリップ・クロニカンCEOは、「融資上の圧迫が緩和し、貸出金利の変更が必要とならないことを願い、12月と1月に融資コストの増分を吸収した」が、「何ヶ月にもわたり、小売・事業分野での利益が圧迫されてきたため、その高コストの一部を顧客に負担してもらいつつ、より厳しい時に備えた修正措置に取り掛かるという困難な決定を下した」と述べた。

大手四銀のうち、ナショナル・オーストラリア銀行の標準型変動金利が7.22%と最低であり、ウエストパック銀行が7.36%、コモンウェルス銀行が7.31%。

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