【メルボルン20日AAP】 偽造文書を使い、VIC州各地で10年にわたって教師として働いていた男が懲役刑に科された。
ジュリアン・リチャード・テイラー被告(52)は2005年から2015年にかけて、VIC州ダラスのイリム・カレッジ、ハミルトンのアレクサンドラ・カレッジ、ワラガルのセント・ポールズ・アングリカン・グラマースクール、トララルゴン・カレッジなどで数学と物理学の教鞭をとっていた。同被告は土木工学および会計学の資格のほかに、モナシュ大学で中等教育のディプロマも取得していた。
被告には、偽造文書使用や虚偽による財務利益獲得、偽証や個人情報供給などで有罪判決が出された。デイビッド・ブルックス裁判官は20日、「長期に渡る洗練された犯罪で、過去の犯罪歴を隠す目的だった」と述べた。テイラー被告には懲役2年11か月、執行猶予なしで2年2か月が言い渡された。同被告は以前にも、納税申告を偽るなど複数の詐欺罪で懲役8年を言い渡されている。