【シドニー21日AAP】 スキナーNSW州保健相は、屋外での喫煙場所を厳しく制限する法案が近く議会に提出される見込みであると話した。
同相によると、この法案は、公園や公共の野外競技場、水泳プール、タクシー乗り場や公共ビルのドア周辺などでの喫煙を、法施行後すぐ禁止する内容になっている。さらには、屋外に設置された飲食店のテーブルでの喫煙に関しては、2015年を目処に禁止する法律制定を目指すとした。
スキナー保健相は、「この法案は、喫煙者の減少及び子どもや非喫煙者への受動喫煙の可能性を減らす目的で検討される」と話した。NSW州ガン委員会のペンマン会長は、今回の法案発表を強く支持。飲食店での喫煙制限設定が3年後に予定されていることについては、現実的であるとした。「重要なのは計画を実行させることである」と同会長。