【キャンベラ22日AAP】 ラッド外相は22日、ワシントンを訪問中に、現地時間未明1時ごろ、特別記者会見を開き、突然の辞任を表明した。
2007年から2010年まで首相を務めたラッド外相は、与党労働党内の派閥に閣僚としての資質を公然と問われ、ギラード首相に対抗する存在に位置づけられたことに反発の姿勢を示した。
また、ギラード首相がその派閥による一連の発言を釈明しなかったことを、支持されていない兆候として受け止めざるを得ないと指摘した。遺憾の意を表しながら、外相に留任すると、党内の足並みが乱れかねないとし、辞任に決意したと述べた。