【シドニー1日AAP】 NSW州広域が大雨に見舞われるなか、同州南部および西部地域で避難勧告が発令され、洪水被害が発生している。
西部カウラで発生した集中豪雨と鉄砲水の影響で、70人が29日夜、同町の公立図書館に避難した。南部ゴールバーンとクーマで、100世帯が洪水被害を受け、避難勧告が発令されている。27日以降、州緊急サービス(SES)には、殺到した緊急通報の件数が700に上っているという。
主な水源として、シドニー圏に上水道を供給するワラガンバ・ダムの貯水容量が1日の時点で89.2%に達しているが、今回の大雨により、2日までに超過洪水が発生すると予想されている。