【メルボルン24日AAP】 今月25日の女性への暴力撤廃国際デーを迎えるにあたり、政府組織であるオーストラリア健康福祉研究所のデータから、VIC州では家庭内暴力が原因で、ホームレス支援を必要とする女性の数が過去4年間で70パーセントも増加していることがわかった。
同研究所が発行した2016−2017年の年間報告書によると、家庭内暴力が原因で住環境支援を必要とする15歳の少女の数が2万5755人で、2013−2014年の1万5090人と比べて1万人以上の増加があるという。
同州のホームレス評議会(CHP)のジェニー・スミス会長は、増加の原因は家庭内暴力の増加と手頃な住宅の不足であると指摘し「新しい州政府にとって、家庭内暴力から逃げる女性たちを含めた低収入者用の住宅供給が最優先課題となる」と述べた。