政治

カー新外相、外交活動すでに開始

【キャンベラ3日AAP】   ケビン・ラッド氏の後継者として2日に外相に任命されたボブ・カー氏は、他国の外相と会談したり、就任後初の海外訪問を計画するなど、すでに積極的な活動を開始した。カー氏は、間もなく上院議員を辞任するマーク・アルビブ氏の議席を取得することになっている。

外相になるのを30年以上も望んできたカー氏は3日、英国のウィリアム・ヘイグ外相など、海外の外相らとすでに話したと発表した。ヘイグ外相は自身のツイートの中で、「今朝、オーストラリアのボブ・カー新外相と話したが、素晴らしい同僚となると思う」と述べた。

カー氏は就任後初の外遊先としてニュージーランドを希望しており、南太平洋の政治問題について協議したいとしている。また国際政治の場では、国連安全保障理事会の非常任理事国入りに引き続き努力していくと繰り返した。さらに、米国との同盟関係に関しては、安全保障面での「基盤」と表現し、米政府はこれまで以上にオーストラリアを重要視していると述べた。

一方、自身の外交スタイルについてカー氏は、イデオロギーや道徳的な動機よりも国家利益を優先する理論家を一般的に意味する、外交政策上の現実主義者だと自己分析した。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら