【シドニー7日AAP】 オーストラリア民間安全航空局(CASA)が格安航空会社タイガー航空への運航制限を緩和するなか、同航空は7日、メルボルンのタラマリン空港に加え、シドニー空港で拠点を設置する方針を発表した。
CASAは2011年7月2日、同航空に対し、運航上の安全性に懸念があるがとし、全機飛行禁止命令を下した。8月2日に同命令を解除したが、運航制限を実施してきた。
タイガー航空では、シドニー空港から1日あたりに、旅客機「エアバスA320」3機の運航を予定しており、シドニーとブリスベン、ゴールドコースト間などの航路に就航するという。新拠点の設置により、シドニー空港で150職の雇用が新たに創出され、NSW州政府が期待を寄せている。