【パース12日AAP】 WA州矯正局の幹部(46)が12日、車への破壊行為151件の容疑で起訴される裁判が始まった。
同幹部は、2010年12月から2011年10月にかけて、私道と駐車場に停車していた高級車を主とする車151台に、注射器で塗料の除去剤をかけた容疑を認めた。いくつかの精神障害を抱えていることを明らかにし、その行為によって車を道路から排除し、父親が交通事故で死亡する危険性を下げることができると思い込んでいたと供述した。
弁護側は、同幹部が申し訳なさを感じ、弁償する意向を示しているとし、禁固刑判決の免除を主張している。これに対して、検察側は、実刑を追及しないが、執行猶予付きの禁固刑判決と弁償を要求するとしている。