【シドニー１４日ＡＡＰ】　　　警察は１３日、シドニーを拠点とした拳銃密輸組織を壊滅したことが明らかになった。

シドニー圏にわたって企業と住宅の捜索に当たった捜査員は、主犯格とみられる男３人（３０、２７、２１）に加え、同組織に関与したとし、女（２８）を検挙した。

今回の捜査のカギとなったのは、２０１２年１月、シドニー南部および西部で発生した１８件の発砲事件の１件で使用され、その後、警察に押収された凶器の拳銃。捜査員は、ドイツ警察と協力し、オーストリアの製造工場から同銃を購入したドイツ在住の武器商人を取り調べ、シドニーに同銃２２０丁を密輸したとみられる同組織の摘発につながった。しかし、捜査員によると、同銃の大半は、暴力団の手元に残っているという。