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NSW悪天候 シドニーで死者も

【シドニー28日AAP】   NSW州は28日午前、落雷や雹を伴う大雨に見舞われ、シドニーではわずか2時間で1か月分の雨が降った。

シドニー北部ソーンレイで、大雨による交通事故で1人が死亡した。さらにノースライドでは、警察官2人が車内に閉じ込められた運転手を助けようとしていたところ、倒木によって負傷した。1人は足を骨折する重傷を負ったとされる。NSW州警察のマイケル・コーボイ副総監は、「これ以上の悲劇は避けたい」とコメントした。

午前11時までの6時間で、シドニー中心のオブザーバトリー・ヒルは118ミリを記録。11月の月間平均降雨量83.8ミリを超えた。北部モスマンは123ミリ、チャッツウッドは119ミリを記録した。

シドニー空港は午前中、滑走路1本を度々閉鎖。国内線およそ130便と国際線4便がキャンセルされた。オリンピックパークと西部パラマッタを結ぶフェリーもキャンセルされている。

市中心および北部など、家屋5,000軒以上で停電となっており、州緊急サービス(SES)はこれまでに洪水から12人を救出した。

シドニー、ハンターおよびイラワラ地方、州中北部沿岸部、南部沿岸部などで激しい雷雨や大雨強風、大粒の雹警報が発令されたままだ。大雨は28日夕方まで、強風は29日まで続くと予想される。

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