【シドニー18日AAP】 シドニー市中心ザ・ロックスで18日午前5時半ごろ、警察のスタンガン攻撃を受けた強盗容疑者が死亡する事件があった。
警察によると、容疑者の男は市内ピット・ストリートで警察が逮捕しようとしたところ抵抗。その後、警察が唐辛子スプレーとスタンガンを容疑者に向かって使用したところ、呼吸停止の状態になり、蘇生措置を受けたものの死亡が確認された。
スタンガンは相手に電気ショックを与えるもので、非殺傷性武器として警察が抵抗する犯人を取り押さえる際に使用することが多いが、ショックから心臓発作を起こす可能性もあり、使用に関して賛否両論ある。
今回の件に関してオファレルNSW州首相は、事件に関しては詳細が分かるまで明言しないとしたが、「銃とスタンガンを比較するならばスタンガンの方が良いに決まっている」として、政府は警察のスタンガン使用を今後も支持していくと述べた。