【キャンベラ19日AAP】 ボブ・ホーク元連邦首相が日本の勲章の一つで「旭日大綬章」を受賞。19日、キャンベラにて少数の出席者が見守る中、授賞式が行われた。
佐藤重和・在オーストラリア日本大使は、ホーク氏の受賞理由として、同氏は政治家時代から引退後も豪日間の外交関係強化に尽力したこと、また、日本の高校生がオーストラリアを訪問できる奨学制度の設立や、APEC設立や投資、観光、技術、文化などの部門においても国際的な橋渡し役を務めた功績を称えた。
ホーク氏は受賞後のスピーチで、天皇陛下や日本国民が勲章を授けてくれたことを光栄に思うと述べた。また、「最初に日本政府にコンタクトを取ったのは、オーストラリアが日本近海で捕鯨活動をしていた件についてだったが、今となっては非常に不思議に感じる」と話した後、日本は常にオーストラリアにとって重要な貿易相手国であることを主張した。