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名登山家リンカーン・ホール氏死去

【シドニー21日AAP】   オーストラリアの名登山家リンカーン・ホール氏は20日、シドニーのロイヤル・プリンス・アルフレッド病院で中皮腫により死去したことが明らかになった。56歳だった。

同氏は1984年、世界の最高峰エベレスト山を征服したオーストラリア初の遠征隊に参加し、1987年に登山への貢献を認められてオーストラリア勲章を受賞した。2002年、ヒマラヤ地域の学校のために支援金を募集するオーストラリア・ヒマラヤ基金の創立に携わった。

2006年、エベレスト山で九死に一生を得た事故で、また世間の注目を集めた。登頂に成功した後、頂上直下で倒れて死亡したとみられ、同伴していたガイドが同氏を置いて下山を余儀なくされた。しかし、翌日の朝、頂上に向かっていた別の登山隊に生きたまま発見されたという。

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