【シドニー29日AAP】 NSW州シドニーを襲った大嵐の被害総額が、少なくとも1,000万ドルに上るとみられることが分かった。保険会社への被害申告数は、これまでに約1,600件となっており、これらの被害総額だけで1,000万ドルに達するという。
今回の大豪雨では、シドニーの一部地域で24時間の降水量が150ミリに達した。州緊急サービスへ救助を求める電話は2,100件以上となり、28日と29日の両日で18人が洪水で立ち往生しているところを救助された。また、死者は3人、負傷者は少なくとも9人だった。
気象局は29日にかけてにわか雨が予想されるものの、週末にはすっきりとした晴れ間が広がるとしている。今回の大雨は1984年以降、11月の単月としては最大の雨量を記録した。