【シドニー22日AAP】 警察は22日未明0時直後、NSW州北部グロスター地区の私有地で、2005年から逃亡を続けてきた重要指名手配犯マルコム・ナデン容疑者(38)の身柄を確保し、殺人と暴行の疑いで逮捕した。捜査関係者によると、ナデン容疑者は、所持していたとされている銃を構えて抵抗せず、逮捕に応じたという。
自らのいとこ1名の絞殺ともう1名の行方不明、15歳の少女の強姦(ごうかん)事件をめぐって、容疑がかかっているナデン容疑者は、また、2011年12月、NSW州北部ノーウェンダック地区で自らの行方を迫っていた捜査員に発砲し、負傷させた。
その発砲事件以来、捜査員およそ50人が遠隔地の厳しい状況下で不眠不休の捜索活動に加わり、今回の捜査を率いたNSW警察のヨーク副総監は、捜査関係者の健闘をたたえた。