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HIV治療薬を値下げ 政府が給付開始

【キャンベラ29日AAP】  連邦政府は30日、HIV(ヒト免疫不全ウィルス)患者が使用する治療薬を新たに医薬品給付制度に追加する。これにより、一回の支払いは最大39.50ドルとなり、患者にとって年間あたり約1万1,000ドルの節約につながるという。

 

連邦政府はこれに先立ち29日、全国HIV第8期ストラテジーを開始し、2022年までにHIVの感染を根絶することを目指す。現在、国内にはHIV感染者が2万7,000いるが、2017年に新たに感染した人の数は963人と、過去7年間で最も少ない数となっている。

 

最大野党の労働党のウォング議員は、世界で昨年、15歳~24歳の女性でHIVに感染する人の数が、週当たり65万人以上となったことは受け入れがたいとした上で、「これは単なる数の問題ではなく、人類の問題であるとともに発展に関わる問題だ」と述べた。

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