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カモノハシ激減か 研究チームが指摘

【シドニー29日AAP】  オーストラリア特有の動物であるカモノハシの数が激減していることが、オーストラリアン・リサーチ・カウンシルによる最新の報告で明らかになった。欧州による開拓以来、最大で30%減少したことが分かっている。

 

研究プロジェクトチームのキングスフォード氏は29日、声明を発表し、河川に導入されている規制、河川の流れの遮断、農業、汚染、漁業用ネットなど、減少の要因と考えられるものは多くあると指摘。ただ、カモノハシは生息状況を把握するのが難しく、望ましい生息数も特定しにくいという。

 

また、研究員の一人であるホーク氏は、カモノハシを目撃すること自体が少なく、複数のカモノハシを捕獲したり目撃しただけで、十分な数のカモノハシがいるという印象を抱きがちだが、過去の記録によるとこれを大きく上回る数だったことを示しているとして、油断は禁物との見方を示している。

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