【シドニー30日AAP】 連邦政府の気候変動やエネルギー政策に反対する子どもたち数千人が30日、学校を欠席し、スウェーデンの少女が主導する「ストライク4クライメットアクション(Strike 4 Climate Action)」に参加したことが分かった。国内では主要都市と地方都市20か所で行われた。
シドニーでは制服を着用した生徒1,000人以上が集まり、「今こそ行動を起こそう!」、「スコモ(スコット・モリソン連邦首相)にはうんざり!」などと声を上げた。メルボルンでも、州議事堂の外にシドニーとほぼ同数の生徒が集まったとみられている。
一方、連邦のキャナバン資源相は、環境問題について科学的な見解を支持し、国として太陽光も石炭も含むすべての資源を成長させたいとの立場を示した上で、「生徒たちは“失業者が抗議のために列をなすようなこと”を学ぶのではなく、授業に出席し、科学や鉱業について学ぶべきだ」と話した。