【キャンベラ24日AAP】 フェアファックスが24日付で伝えたところによると、米高官がカー外相に対して、「北朝鮮が東南アジア及びオーストラリアの方向に向けミサイルの発射訓練を行う可能性がある」と話したという。
カート・キャンベル東アジア・太平洋担当国務次官補によると、北朝鮮は4月に人工衛星の打ち上げを行うと予告したが、これはあくまで口実で、実際は国連で禁止されている長距離ミサイルの発射訓練を行うのではないかとしている。米関係当局では、そのミサイルがオーストラリアやインドネシア、フィリピンなどの地域に向けて発射されるとみている。
カー外相は今回の件に関して「きわめて遺憾」としており、オーストラリア及び周辺諸国に対して真の脅威になり得ると述べた。外務省では、23日に在インドネシア・ジャカルタの北朝鮮大使に懸念を伝えたとしている。