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パラマタ発砲 死亡者の身元公開

【シドニー26日AAP】   NSW州警察は、25日にシドニー西部で発生した、警官の銃弾を受けて死亡した強盗容疑者の身元を、シドニー北西部ノース・ロックスに住むダレン・ニール(34)と公開した。

この事件は25日白昼、パラマタにあるショッピングセンター「ウェストフィールド」で、警察の追跡を受けて逃げ込んだニール容疑者に対して、警官が5発発砲し、同容疑者が即死したもの。

ニール容疑者は、シドニー西部ペンリスで乗ったタクシーの運転手にナイフを突きつけ現金を要求し走り去った。その後、ネピアン病院の駐車場で三菱車両を盗み、M4自動車道に沿ってパラマタ方面に向けて逃走を開始したが途中で別の三菱車両に衝突。この車両に乗っていた運転手をナイフで脅迫して車両を奪って逃走を続けた。ニール容疑者の運転する車両は、M4自動車道で時速180キロは出ていたと目撃者は証言している。

警察とニール容疑者のカーチェースはそのままウェストフィールドまで続けられ、最後は、職務経験10年以上のベテラン男性警官がニール容疑者をウェストフィールド5階の通路に追い込み、激しい口論があった後、警官がニール容疑者に向かって発砲した。

目撃者によると、事件当時、現場近くの店舗は客でにぎわい、フードコートにも買い物客が大勢いたが銃声に気がついた人はおらず、警察部隊が到着して現場を立入禁止にした時に初めて事件に気がついた人が多かったという。

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