【シドニー30日AAP】 カンタス航空では高騰し続ける燃料費を理由に、航空運賃を4月から値上げすると発表した。値上げ率は1フライト当たり、国際線で10~30ドル、国内線で7~10ドル。また、値上げ開始は国際線が4月12日、国際線は5日から。
この燃料サーチャージの値上げは、マイレージによる特典航空券も対象となる。また同社の子会社、ジェットスター航空の運賃なども対象。
同社の予想では、11/12年度下半期の燃料費は3億ドル上昇して総額22億5000万ドルとなり、07/08年度以来最高となるとしている。今回の運賃改正で、例えばロンドン、フランクフルト行きの片道運賃への燃料サーチャージ額は350ドルから380ドルに上昇する。